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回复:【文字录入版】殇不患 流刀缘起(终章剧场版到场特典外传小说)

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P30-P31
■八日目
修行の合間には、塞西莉が島の中を案内してくれた。というか、普段は厳しい師匠も塞西莉の要求には逆らえないようだった。おかげで疲れた身体を休める暇ができる。それに塞西莉と遊ぶのは楽しくないと言えば嘘になる。
自生する甘い果実はほっぺたが落ちそうなほど美味しかった。暑い時は氷を溜めておくための氷室で涼んだ。擦り傷を作っては泉の薬草で手当てをしてもらった。
そして、湖に浮かぶ小さな島だとは思えないほど、たくさんの動物がいた。おそらく、向こう岸から湖を泳いで渡ってくるのだろう。なにより、同年代の遊び友達がいるというのは新鮮だった。その気持ちは塞西莉も同じようだった。
塞西莉は旅の話を聞きたがった。とは言っても話せるのは魔獣に食われかけた話だとか物騒なものばかりだ。そういう意味では自然が豊かで食べ物にも困らず、危険もない環境で暮らす塞西莉のことが羨ましいくらいだった。
でも、理由は分からないものの、一生島から出られないという塞西莉にはまた違う考えがあるようだ。外から来た旅人を通じて、彼女は外の世界への興味がますます募るのが抑えきれないらしい。
数日のうちに島の中で知らない場所はないというほどになっていたが、絶対に行ってはいけないと止められている場所もあった。島の中心部にある大きな洞窟が工しエサそれだった。そこには塞西莉の母、摩周の妻である伊麗莎が父子と離れて暮らしているのだという。
島には変な決まりが三つあった。一つは神誨魔械に触れてはいけない。これは分かる。世話こそ塞西莉に任されているが、この島に張られた結界の要であり、強力な魔装具だからだ。ニつ目は湖に近づいてはいけない。とは言ってもこれは塞西莉だけだ。師匠は彼女が外の人間と近づくのを奇妙なほど怖れている。過保護すぎるけど、まあものすごい親ばかだと思えば分からなくもない。
でも最後の一つはどうしても分からない。塞西莉は母親に自由に会えないのだ。一応は一月に一度は師匠と一緒に会えるようなのだが、そこまでする理由が分からなかった。だけど、親に会えない苦しい気持ちは、分かる。同じ気持ちを知っているからだ。
最初から親の顔も知らないよりも、もしかしたらすぐそばにいるのに自由に会えないということの方がつらいのかもしれない。
もちろん、両親には会ってみたいと思ってるさ。でも、会ったことない人に会い


IP属地:浙江16楼2025-03-01 21:13
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    顶顶,感谢


    IP属地:上海17楼2025-03-01 22:24
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      2026-03-02 14:15:02
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      P32-P33
      たいというのは強い感情ではあっても、どこか他人事めいてるんだ。こんなんじゃ、本当に彼女の気持ちを分かってあげることなんてできやしない。
      だけど、それでも塞西莉は明るくなったと師匠は言っていた。ず 0 と一緒にいた父親が言うのだから間違いないだろう。
      最初はわがままなやつだと思ってたけど、こっちもいつの間にか兄妹のように絆を感じるようになっていた。本当の兄妹ってやつを知らないけどさ。それだけにいつかは去らねばならない、そして、ニ度と会うことはないだろうということは中 々塞西莉に言い出せなかった。
      だから、島の外に出てみたいという塞西莉の願いを聞いた時、叶えてあげたいと思ったんだ。
      ***
      渡衰聲の日記を繰る手が止まる。
      おてんばな娘と気難しいその父。
      二人との触れ合いに少游は体験したことのない喜びを覚えていたようだ。本来、実の家族から与えられてしかるべき、温かい情愛を。
      少游の楽しげな記述はそこで途切れていた。
      ***
      短い日々ではあったが、摩周の心はいつになく凪いでいた。常に悲しげな微笑みを湛えていた娘が弾けるような笑顔を見せるようになった。すべては、あの少年が島にやってきてからだ。
      すべては娘を守るためだった。そのためならば、どうなっても構わなかった。だが、そのために課した縛りが娘の心からの笑顔を奪っていることも分かっていた。だから、出会い頭に殺すべきであった小僧に慈悲をかけてしまった。己もまた、半生をかけた武芸を伝えることに喜びを見出してしまった。懐に潜り入ましまっこ。
      娘は置き手紙を残していた。
      必ず戻るとそこには書かれていた。外の世界が見たいだけなのだと。
      娘のことを信じたい気持ちがあった。だが、それは己が己に課した義務に反する。
      すべてを捨てる時、たった一つ、己に課した義務だ。それは己が護印師の敵となっ


      IP属地:浙江18楼2025-03-01 22:40
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        P34-P35
        ても、人類の敵とならぬために定めた鉄の掟だった。
        外の世界のことなど知らなければ良かったのだ。希望がなければ、絶望もまたない。
        元護印師の逃亡者。鍛劍祠の裏切り者。神誨魔械を盗み出したお尋ね者。
        彼は、そういう男だった。一途で情が深く、そうと決めたら必ずやり遂げずにはいられない。それだけに武人として大成した。そのために道を誤った。
        ただ愛のために。彼は他に何もいらなかったのだ。愛する妻と子がそばにいてくとれるだけで良かった。他のすべてを捨てて構わなかった。だが、それこそが傲慢というものだ。人は人から離れては生きられはしないのだから。
        窮暮之戰のおり、一人の女と出会った。
        初めは、敵同士だった。幾度も戦い、仲間を殺され、その女の仲間も殺し返した。
        憎しみしかないはずの関係。しかし、繰り返し干戈を交えるたびに、戦士としてその力量に敬服せざるを得なくなっていた。
        神誨魔械を用いてなお互角。死力を尽くしてなお伯仲。
        女は鬼神のごとく、そして神話の中の女神のように美しかった。女は魔族であった。
        いっしか、焦がれるようになっていた。あの女族を討つのは己だと。誰にもその手柄を渡したくなかった。
        そう公言しなければ己さえも誤魔化しきれなかった。
        最後の決戦の時、人類の軍勢は神誨魔械をもって魔神を打ち破り、数多の魔族を屠り、魔界へと追い落とした。
        むろん女魔族もまた最後の戦いに挑んだ。
        そして、ついに魔道を聖刀が破り、その喉元へ切っ先を突きつけた。
        清浄な力に焼かれ、女魔族はすでに虫の息だった。拳一つ分、切っ先を押し込むだけで、すべての因縁に決着がつく。
        汚らわしい魔族に籠絡された唾棄すべき裏切り者。そういうやつは幾人も見てきた。愛欲に溺れ、人類の情報を魔族に売り、仲間を闇討ちし、そして最後には魔族の奴隸に成り下がる。
        そういう人間を殺すのも、己の仕事だったはずだ。その己が、憎んでいたはずの女を、殺せない。
        護印師としては失格だった。大敵たる魔族を愛してしまうなど。
        だが、まさか女魔族までもが、神誨魔械を取り落とした己を殺すことができないとは、彼自身でさえ、想像の埒外だった。


        IP属地:浙江19楼2025-03-01 22:41
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          P36-P37
          女族の名を伊麗莎といった。
          どうしようもなかった。傷ついた伊麗莎を連れて逃げた。幸い、尾族を打ち破ったとはいえ、護印師も組織としては壊滅に近い有様であった。
          それでも、神誨魔械を持って魔族と逃げた元護印師には追っ手が掛かった。
          元はともに戦った仲間たちだ。向こうは遠慮さえあった。
          その仲間たちを、役目に殉じた者たちを、己は容赦なく斬った。自分の愛を、人間と魔族との間に芽生えた愛情を、神聖なものと信じて。いや、信じ込もうとして。
          仲間を殺して気がついた。己の心が痛まないことに。いっか命を救ってやった弓使いを弓幹ごと両断しても、いっか命を救ってくれた槍使いをだまし討ちにしても。護印師として育て上げてくれた師の首を刎ねても。
          己が女魔族に惹かれた理由が分かった。この、護印師の裏切り者の魂は、むしろ魔族の側にあるのだと。
          そんなことは耐えられない。己を形作るすべてが、欺瞞に過ぎなかったなど。どちらに生まれついたか。差異はそこにしかなかったなどと。
          もし、己が魔族と変わらないのなら、あれだけの魔族を殺してのけた己はなんだったのだ。もし己が真に人間であるならば、親しき友を、師を、殺し尽くして一切の痛痒を感じない己はなんなのだ。
          いったい己は何者なのだ!
          そこで心の器が砕ける音を、聞いた気がした。
          だから、歪でももう一度、作り直さなければならなかった。己が、己の知る己であるために。己でも理解できる者であるために。
          伊麗莎の胎にはすでに命が宿っていた。何よりも愛おしい命だった。
          この命が堕落の証明であってはならぬ。この命が悪に塗れてはならぬ。そのためには、己もまた奸であってはならぬ。
          だから、この島に隠遁したのだ。死ぬまでここで生きると決めたのだ。
          魔族の女を愛したことを是とする。敵意を持ってやってくる者は一切の容赦をせず、人だろうと魔だろうと殺す。夫として、父として一切の妥協なく。
          人類の護り手であることを是とする。愛する妻子であろうとも、もしこの島を出て、人界に仇為すならば、これを討滅する。子に誇れる己であるために。
          だから励んだ。護印師をやめたとしても、正義の心は失わないと決めたのだ。魔道に落ちた女脆族を正道に戻し、魔族の血を引く娘を正道に導き、人として育て上げようと決めたのだ。


          IP属地:浙江20楼2025-03-01 22:41
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            P38-P39
            だから、愛する女とも常には離れて暮らした。娘の魔族の血を覚醒させないためだ。
            魔族であることが知れれば、娘は無事には済まない。
            追っ手に怯え、愛する妻が、娘が、魔族としての本性を現すことを怖れた。疑心が暗鬼を生じ、そして歯止めはなかった。歯止めとなるはずの仲間たちは、己の手で斬っていた。
            だから、水を操り、結界を張り、居心地のよい牢獄を作り上げた。
            男は——狂っていた。
            神誨魔械、流刀・鴻鵠。
            この兵器を最後こ手こしてから十年が過ぎていた。だが、そんな年月などなかったかのように手に馴染んだ。この神誨魔械は周囲の水を操る。だから、この島を隠遁場所に選んだのだ。何者も逃さぬために。
            水の知るすべては己の知るところとなる。娘と小僧が隠していた小舟に乗ったことも、手に取るように分かった。
            獸のように駆けた。
            やらねばならぬからやるのだ。殺意に動かされてではない。ただ悲しいだけだ。平和であったはずの暮らしを守れなかった己が不甲斐ないだけだ。
            「俺を捨てるのか!俺を裏切るのか!こんなにも尽くしてきたのに!おまえたちのためにすべてを捨てたのに!!」
            しかし、己の喉から漏れた絶叫が神聖な義務からかけ離れた醜い言葉であることに、すでに摩周は気づけない。
            よく似ている。うねるような金髪、紅い瞳、そして禍々しき角。己を惑わした憎き女魔族。許せぬ。許せるものか。女の胸に抱かれて眠るために、幼少から寝食を共にした仲間たちを騙し、裏切り、殺した。
            己を愛欲に溺れさせ、裏切り者に仕立て上げた女魔族が、別の男と仲睦まじげに手を握り合っている。
            許せぬ許せぬ許せぬ許せぬ許せぬ許許許許許許許許許許許せぬ!
            巻き上がった湖水が、多頭の龍を形作る。
            魔神をも退けた神代の水龍だ。人であろうと魔族であろうと、微塵に果てるのみ。
            「嘘でしょ!?父さんっ!!」
            殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺!!
            多頭の水龍が小舟を破砕する間際、もう一人の女魔族が割って入る。
            逃げる伊麗莎と、切っ先をこちらに向けて抗う伊麗莎、どちらも敵だ。


            IP属地:浙江21楼2025-03-01 22:42
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              P40-P41
              「母さん!!」
              揺れる小舟の中で伊麗莎が叫ぶ。
              「逃げなさい!!」
              立ち塞がる伊麗莎が叫ぶ。
              もはや男に妻子の区別はない。ただ、裏切られたという強烈な憎悪だけがかって護印師だった男を突き動かしていた。
              とどめを刺すべく、己もまた水上へ。
              「やはり俺を裏切るのだな?俺は、おまえの命を助け、娘さえもうけたというのに、おまえは魔の本性を捨てられなんだか!娘さえも道へと堕とすか!」
              伊麗莎はかってと変わらず手強い。だが、結末もまたかってと変わらない。
              神誨魔械に操られた水龍を、魔道で操る水龍で迎撃する。それでも足らぬ分を、伊麗莎は細身の刺突剣を振るって撃退する。
              鴻鵠が哭いている。魔族の血肉を欲して。
              使い手もまた思い出している。かっての戦いの記憶を。柔く熟れた女魔族の肉をその剣先で引き裂いた時の悦楽を。繰り返し、繰り返し、戦い、味わった女の肉を切り裂く感触を。
              巨大な波濤を作り出す。すべてを呑み込む波濤を。
              「師匠!なんでだよ!あんた護印師だろ!護印師だったんだろ!」
              すでに解放された力は摩周の制御下にない。正しき使い手を失えば、神誨魔械は忌むべき破壊の兵器に過ぎない。
              強大な力のぶつかり合いにおいて、少游も、塞西莉も、無力に過ぎた。
              摩周はもはや、女魔族の肉に切っ先を埋めることしか考えられない。あの感触が、あの甘美さが、また味わえるのなら。
              避けようのない波濤が、ついには巨人の拳のような一撃となって小舟をばらばらの破片へと変える。
              愛しの伊麗莎に刃を突き立てる時、摩周は見た。
              水に投げ出された少年と少女が、狂ったように暴れる水龍に呑み込まれるのを。
              二人の瞳に、信じる者に裏切られた哀しみと怒りが浮かぶのを見た。ただ見た。
              ***
              日記の最後にはただ一言だけ書かれている。
              「力に溺れるものは破滅する」


              IP属地:浙江22楼2025-03-01 22:42
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                P42-P43
                渡衰聲が文字を指でなぞると、一度濡れて、再び乾いた跡が残されていた。わずかな紙のうねりが書き残さなかった出来事を如実に伝えている。
                そういえば、あいつは力というものを常に一歩引いて考えていた。人の身には余るほどの力を持ちながら、しかしそれを厭うていた。
                尋常ではない修行、研鑽の末に道の果てに至りながら、しかし、己が瀬戸際に立って初めて身を守るために戦う男だった。
                日記はかつての友が残したものだ。
                その男は渡衰聲と彼の分身とも言える一人の楽師を救ってくれた。そして、これから救うことになる。
                卵が先か、鶏が先か。
                行き先を除き、日記は少游を送り出してから読むことにしている。そうでなければ、自分は手を貸してしまうだろう。
                だが、彼はたった一人で試練を乗り越えてきたのだ。
                本当に強いものは常に孤独の道を歩む。あれほどの境地に至った男だ。あいつを鍛え上げた経験は、常人には耐えがたいほどの苦難の連続であったろうことは想像に難くない。
                ただ一人で挑み、ただ一人で乗り越える。
                巌のような信念はそのようにしてしか育まれない。
                だから、渡衰聲にできることは導くこと。そして、常に迎える準備を怠らないことだ。
                ただ信じ、待つ。
                無界閣は温かな家とは言えないかもしれない。だが、実の両親の分まで、少游の苦労をねぎらってやろうと思う。
                たとえ手を貸せずとも、気持ちは伝わると信じている。
                魔界の果実が、再び時空の門を開く。
                今回の転移はいつにも増して長かった。きっとそれだけの試練を乗り越えてきたのだろう。
                だから、まずは声を掛けて迎えてやろうと思うのだ。
                おまえはよくやった、と。
                (完)


                IP属地:浙江23楼2025-03-01 22:43
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                  2026-03-02 14:09:02
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                  整合版,更正了后半段的几个没捉到的虫,汉化版我再润色一下()
                  通过网盘分享的文件:流刀缘起 文字版(合并).txt
                  链接: https://pan.baidu.com/s/1zJSkss4HtExi0zBa-QwbXw?pwd=y58e 提取码: y58e


                  IP属地:浙江24楼2025-03-02 01:01
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                    这篇故事好看吗,主要讲什么的,殇叔的有点想看


                    IP属地:广东来自Android客户端25楼2025-03-02 05:14
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                      汉化版(是sakura ai的翻译+楼主自己的润色,下载链接之后也会放在帖子里,我把正文直接贴出来好了方便大家看)
                      ——
                      魔脊山地下,无界阁。
                      过去某位英雄用神诲魔械封印的魔宫,如今竟再度复苏。
                      魔界的植物伸展藤蔓,结出黑曜石般的果实。这种名为逢魔漏的果实有时会发光,如镜子般映照出风景。只不过,映照出的并非此处的景色,而是某个时代……
                      一名十二、三岁的少年,任少游用蕴含强烈意志的眼神注视着成熟的逢魔漏。寡言的老人渡衰声静静地伫立在他身后。
                      一颗逢魔漏发出诅咒的光芒。耀眼的光芒平息后,黑色果实的颜色脱落,变得如玻璃般透明。一瞬间,里面闪过一个类似玉米穗的东西。最后,魔镜映照出的是美丽的湖畔。
                      「这次是这里?」
                      任少游向渡衰声问道。养育他的老人微微点头。
                      他重新背好装满随身物品的背包,以便在远离人烟的地方也能活过几天。
                      「那我走了。」
                      他将护身用的剑插在腰间,伸手触摸映照出悠闲风景的逢魔漏。果实带着微热。
                      渡衰声将手掌举到眼前,保护眼睛不受魔术发动时的闪光伤害。
                      他放下手,任少游已经不见了。
                      这次的旅行对少年来说意味着什么?渡衰声能做的只有相信他,守护他。
                      他从怀里取出一本陈旧的书。是任少游的日记。
                      老人总是在送少年离开后才看日记。因为不能让少年看到。
                      老人骨节突起的手指开始翻页。
                      ■第一天
                      这次也写了日记。老实说很麻烦,但不得不承认渡衰声给我的这本魔装书很方便。无需笔墨,只要说话就会浮现出文字,很方便。多亏了它,无论被送到什么地方都能继续记录。


                      IP属地:浙江26楼2025-03-02 05:54
                      收起回复
                        每次用逢魔漏送我离开前,渡衰声都会说:你总有一天会成为拯救世界的英雄。变强的话就能见到父母。然后,即使被送到不得了的地方,也要继续记录。
                        我并不讨厌渡衰声。但是,爷爷明明是养育我的亲人,我却不知道他在想什么。有时,我会想自己是不是正在被用于人体实验什么的。但我没有多少选择。要么逃跑,要么完成任务。
                        虽然也差不多开始厌烦了,但比起被关在无界阁那种地下空间,无论多么危险多么莫名其妙的地方,有阳光的地方都好些。
                        逢魔漏的转移无论体验多少次都无法习惯。感觉胃里的东西都要吐出来了。
                        这次转移到普通的地面上真是帮大忙了。
                        逢魔漏造成的时空转移并不是渡衰声创造的。所以,选择目的地的方式似乎总是很随意。有时会掉进河里,有时会从数丈高的地方被扔出去。但是,和突然被扔进魔兽的巢穴,或者回过神来发现自己身处炮弹交错的战场中央相比,这些都好多了。
                        明明才刚过十一岁,却每次都被特意送到世界末日般的地方,还有其他这样的小孩吗?真是的,连我自己都觉得不可思议,我竟然还没杀过人。一般来说,这不还是恋母的年纪吗?虽然我完全不知道母亲是什么样的东西。
                        这次转移的地点没有野狗在啃食尸体,而是相当平静的地方。湖畔的沙滩上,海浪来回拍打着。身后是一片广阔的森林。这样就算有什么万一,也可以在湖里捕鱼,或者在森林里寻找草木果实来维持生命。
                        为了能回到海边,我确认了星星的位置后,走进森林里。虽然不怎么期待,但还是为了寻找人而进入森林。
                        与预想相反,我听到了声音。是某种东西被切开的声音。恐怕是樵夫吧。被扔到这种荒郊野外,竟然还能马上找到人,运气真好。被扔到沙漠的时候,我还以为只能数着沙子等变成木乃伊了。话虽如此,我花了相当长的时间才找到声音的来源。
                        不出所料,声音的来源是樵夫大叔。周围排列着切口整齐的树桩,还有好几棵树倒在地上。这并不令人惊讶。但是,大叔手上只有普通的木刀。他到底是怎么做到的?
                        在搭话之前,大叔就转过头来怒吼道:「小子,你来干什么?这里是我的土地。我不允许有人擅自闯入!」怎么看都不像是友好的相遇。
                        我正因为不知如何是好而沉默不语,大叔突然结起剑诀。下一秒,他插在腰间的剑就从鞘中飞出。御剑术把我的武器抢走了!在我连反应都来不及的时候,大叔的木刀一闪而过。
                        剑风掠过鼻尖,被砍成两半的剑掉在地上。骗人的吧?!
                        虽然难以置信,但也只能相信了。这个大叔用普通的木刀把铁剑砍成了两半。虽然不知道是什么原理,但逢魔漏会把我带到愿意成为我师父的人那里。这次毫无疑问,就是这个大叔了。
                        我立刻跪下磕头。「大叔!请收我为徒!」这也是表示我不会抵抗的意思。要是像刚才的剑和倒下的树木一样被毫不留情地砍倒,那可就糟了。
                        大叔露出奇怪的表情,「你到底在说什么?小孩子不可能一个人来到这种地方。是谁带你来的?快说!」他用木刀的刀尖指着我。
                        不过,我不会因为这种威胁就退缩。在修行之旅中,我遇过更危险的状况。既然他没有突然砍过来,就表示还有商量的余地。「我不知道啦。我是一个人出来修行的。拜托,收我为徒吧!求求你!」我一边说一边慢慢靠近他。这是诉诸良心的作战。要是没有这种厚脸皮,小孩子是没办法独自旅行的。


                        IP属地:浙江27楼2025-03-02 05:54
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                          「小鬼,你好像搞不清楚状况。就算是木刀——」大叔用单手拿着木刀,从脸前挥过,砍向树干。树木就像开玩笑一样被砍成两半。他怎么做出这种事!很危险耶!
                          「只要灌注充分的气,就能切肉断骨。」大叔说完后,重新把木刀指向我,装模作样地说。我在心里发誓,就算他教我这个技巧,我也不会模仿这种老套的帅气台词。不过,这种时候配合他才是上策。「好厉害!教我那个技巧吧!」我像地藏菩萨一样,双手合十。
                          我闭上眼睛等了一会儿,大叔完全没有反应。我维持合掌的姿势,睁开一只眼睛。大叔的表情还是像要喷火一样。仔细一看,他的脸颊瘦削,眼睛下方有黑眼圈,眼神充满比木刀更可怕的杀气……简直就像故事里登场的极恶之人。难道他很不妙?虽然我遇到的情况向来都很不妙。总之,我再次拜托他。「大叔,你是气功高手吧?教我怎么使用气功吧。我无论如何都必须变强!」我实在有点害怕,垂下视线,偷偷观察大叔的脸色。「开什么玩笑!你的同伴在哪里?有什么目的?」大叔反而更生气了。我怎么看都只有一个人啊。为什么他看不出来?我也越来越火大,自暴自弃地回嘴:「你很烦耶。就说只有我一个人了!拜托你收我为徒啦。你明明是高手,却这么小气!」
                          大叔瞪着我,突然大喊「啊!?难道……这是让我留在这里的陷阱!竟然用小孩子当诱饵……可恶——!」,像杀人犯一样凶狠地瞪了我一眼,然后像羽毛一样轻盈地跳了起来。他直接踢着树枝,以肉眼无法捕捉的速度跳走了。陷阱是什么意思?
                          虽然速度惊人,但看他慌张的样子,一定是直接前往目的地了。这种智慧也是在修行之旅中学会的。渡衰声爷爷每次送我出门旅行都很担心(那跟我一起来不就好了),但我无论遇到什么状况都能自己解决。不过,这次的师父完全无法沟通。总之,我决定先朝大叔消失的方向直走。因为是在没有路的森林里,所以只要不迷路,直直朝想去的方向前进就是修行。
                          我走了很久才抵达大叔可能前往的地方。太阳已经开始下山(所以从抵达目的地开始写)。正当我开始觉得脚酸的时候,森林突然中断,出现一个类似广场的地方。那里有一栋用圆木围成的宅邸。虽然不大,但就像堡垒一样坚固。我试着绕了房子一圈。除了一个地方有门以外,没有后门。既然他那么慌张地跑回去,这里应该就是大叔的家。
                          从那股杀气来看,他一定是误以为我是仇人或手下,所以才急忙赶回有重要东西的地方。如果是这样,他应该不会马上出门。他应该会想在自己熟悉的家里等待敌人。
                          我调整好呼吸,用力敲打坚固的门,大喊:「打扰了!喂,这是大叔的家吧?听我说!我只是一个人在进行武者修行之旅,没有其他企图。我只是想拜他为师!」
                          没想到很快就有了回应。「吵死了!快滚!这座岛是我的岛!你擅自闯进来,光是没把你赶走就该感激涕零了!」正如我所料,声音是从门的另一侧传来的。虽然我也大声喊了回去,但大叔的声音却大得惊人,连骨头都跟着颤抖起来。据说气功高手光是用气吼叫就能打倒对手……
                          我有预感这会是一场耐力的比拼。虽然不知道为什么,但愿意收我为徒的人大多都很古怪。或许是因为他们为了磨练武艺,而忘记了身为人类的重要事物。
                          我深吸一口气,「啊,是吗!但我可不是来玩的!在你答应收我为徒之前,我是绝对不会回去的!」我用不输给大叔的声音吼了回去。哼,算了。这种程度的事,对我来说是家常便饭。
                          我在门前摆好阵势,准备生火。在你答应收我为徒之前,我就住在这里!而且,在逢魔漏再次发光之前,我也没办法回去。我连这里是哪里都不知道,搞不好连时代都……总之,我别无选择。
                          说到地点,我知道这里是湖边。但是,从刚才大叔的话来看,这里不是湖的周围,而是漂浮在湖上的岛。那不就没办法从这里出去了吗?
                          大叔没有回答。他似乎决定无视我的呼唤。但是,出入口只有这里一个。就算是高手也逃不掉。无论多么厉害的师父,最后都会成为我的弟子。如果你是气功高手,那我就是拜师高手!
                          开始变冷了……在天色变得更暗之前,必须收集柴火……如果是岛的话,应该没有大型野兽,但可能有会游泳渡湖的家伙。绝对需要避兽的火。
                          我一边烤着点燃的火,一边把背包当枕头躺下。
                          平常就像被关在昏暗的地下一样。偶尔在星空下睡觉也不错。这个夜晚看到的星空是我至今为止见过最漂亮的星空。我自然而然地用指尖指向天空,寻找模糊记忆中的星座。
                          至今为止,渡衰声想教我天文知识时,我总是四处逃窜,但如果课本是眼前这片星空的话,我觉得学习一下也不错。


                          IP属地:浙江28楼2025-03-02 05:55
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                            ■第二天
                            在天空开始泛白的同时,我醒了过来。因为地面很硬,所以背很痛。下次开始在行李中放个垫子吧。这种事才应该写在日记上。
                            身体被夜露打湿了。我用颤抖的手急忙往快要熄灭的火中追加柴火。不快点弄干湿透的衣服的话,会感冒的。
                            门还紧紧地关着。大叔一定还在床上睡得很熟。我一点也不羡慕。因为我领先一步在等他,所以就兵法来说是我赢了。大意失荆州。
                            早餐是肉干,用篝火煮沸的热水泡茶来喝。
                            之后我盘腿坐着,一直瞪着门。大叔剩下的选项只有一个。就是收我为徒。
                            但是,那个技巧……他说是把练在器物上的气灌进去。那种本领几乎接近神技。如果是能在江湖上闯出名号的武艺者,把气灌进器物中破坏东西是理所当然能做到的事。用气强化过的剑连铁都能斩断。
                            但是,我从没听过连金属都不是的木刀能砍得这么锐利。和把气灌进器物中强化,然后随便一挥就能破坏东西是根本上不同的。说起来,要把气灌进器物中就已经很难了,要用木刀砍东西,应该需要很精妙的气的操作。
                            用木刀就有那种锐利度,如果用普通的剑,肯定能发挥出不得了的威力。
                            我想象着自己成为能把所有东西都一刀两断的厉害剑士。把飞过来的暗器砍落,把对峙的对手的武器砍成两半。简直就是无敌的剑士。
                            一想到能成为最强的剑士,监视门的干劲就上来了。
                            ……但是,到了太阳升到正上方的时候,眼皮就像铅块一样变得沉重。明明已经睡得很饱了,但一直看着完全没有动静的门,脑袋也开始变得昏昏沉沉。
                            他打算一整天都窝在家里吗?问题是家里有没有挖井。如果没有井,需要去外面打水的话,最多也就一天吧。
                            但是,如果围墙里有井的话,就算一个月不外出也行。不过还是别想这些了。而且那么厉害的高手没必要一直像只害怕的兔子一样躲在巢穴里。他应该只是在警戒不存在的仇敌,根本没把小孩子放在眼里。
                            我本打算一直保持警惕,但不知不觉间就睡着了。不过,那么大的门如果有人打开,我应该会注意到。
                            然而,当我再次迷迷糊糊的时候,我从眼皮的缝隙中看到了玉米穗在轻轻晃动。和逢魔漏最初映出的一样。我慌忙跳起来揉了揉眼睛。
                            金色的毛穗从没有打开门,用来和外面交流的小门里飞了出来。到底是什么!?金色的毛穗说着“你在我家门前干什么?”我不由得脱口而出“玉米说话了!?”“玉米……什么?”看着我的脸,眯起眼睛的是从门里探出头来的女孩子。
                            看起来像玉米穗的是头发。缓缓弯曲的金黄色头发像水面一样反射着阳光。


                            IP属地:浙江29楼2025-03-02 05:56
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                              2026-03-02 14:03:02
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                              我连忙问她「你是住在这里的吗?」,她回答「对啊」。没想到那个一脸坏人样的大叔竟然有小孩,让我吓了一跳。总之,她不是那种会突然砍过来的人,可以沟通,对我来说正好。
                              我立刻问她大叔现在在做什么,她回答大叔在太阳升起后就跳过围墙出去了。仔细想想,这也是当然的。像他那种高手,这种围墙就跟没有一样。虽然不甘心,但我也无可奈何。
                              女孩一脸不可思议地问我「你叫什么名字?是从外面来的吗?」,我回答「我叫任少游,是从岛外来的」。虽然我刚来的时候还不知道这里是岛就是了。女孩自称塞西莉。「欸,你年纪比我小吗?」「你年纪比我小吧?」「可是你看起来比较像小孩,被爹抢先一步的时候还差点哭出来。」我们互相瞪视着对方。真是个讨人厌的家伙。
                              「你是因为害怕才不敢出来吧?果然是小孩。」我这么说道。
                              塞西莉一脸不高兴,突然想强行钻过那扇小门,直接用肩膀顶着门往前翻滚。她也太乱来了吧。我拼命抱住滚下来的塞西莉。
                              把我当垫子的塞西莉挺起胸膛说「我就是能出来」。真希望她能先从我肚子上下来。不过,我像个大人一样冷静地指出「大人会开门出来吧」。
                              塞西莉似乎有点不好意思,她急忙从我肚子上下来,然后伸出手让我站起来。「谢谢。那个——」「欸!少游是从哪里来的?在这里做什么?一个人吗?还是跟谁在一起?」我正想表现得像个绅士,塞西莉却像这样连珠炮似地发问。我完全被她牵着鼻子走。我也有问题想问啊。不过,主导权掌握在像头山猪一样气势汹汹地发问的塞西莉手中,我完全被她的气势压倒了。
                              比如她会这样问我。「呐呐,你是从岛外来的吧?」「当然啊。」「好厉害!城里有市场,人会一直来来往往对吧?」「算是吧。那个,确实会来来往往」就算她问我这些,我住的地方可是远离人烟的深山,而且还是地下的地下。当然,我也想去充满活力,人来人往的城镇。但是,逢魔漏带我去的地方基本都是远离人烟的地方。愿意成为我师父的高手,都是像潮虫一样喜欢藏起来的人。难道说武艺登峰造极之后,性格都会变得奇怪吗?
                              但是塞西莉完全不在意我的烦恼。「呐呐,市场都有什么店?」「呃,各种各样的店……那个,小吃摊之类的……能吃饭的地方之类的……」「各种各样是什么样的?再详细点告诉我!」「各种各样就是各种各样!比如烧饼……你有吃过吧?」「烧饼」这个词我有听过,去城里采购必需品的渡衰声经常买回来。咬一口夹着肉的烧饼,肉汁就会在嘴里扩散开来,真的很好吃。对于一直吃干粮的我来说,那简直是美食。
                              我开始语无伦次,塞西莉一脸怀疑地追问。「……我说,你真的是城里的人吗?感觉好可疑啊」「没办法啊!我很少去城里!我跟爷爷住在洞窟里」「什么嘛……」我一开始就没说过自己是城里的人,她却明显地表现出失望的样子,让我很生气。
                              她之所以能这么任性,是因为被那个父亲宠坏了。「可是,就算不去城里,这座岛也不是什么坏地方吧?无界阁可是整天都又暗又潮湿哦」我严厉地说道。所谓久居则安。然而,她却说「那当然,我家肯定比你家高级多了。这不是理所当然的吗!」,这让我也生气了。不过,总之猪突猛进停止了。
                              就这样,我一边敷衍着无法回答的问题一边设法问出的情报显示,她似乎和父亲两个人一起生活在这个像要塞一样的房子里。漂浮在湖上的这座岛似乎相当广阔,但除了塞西莉他们以外,没有其他人住在这里。难怪她会那么惊讶。
                              塞西莉的父亲原本是护印师,难怪她那么擅长操纵气。据她所说,穹暮之战后,她父亲辞去了护印师的工作,隐居在这座岛上。也就是说,穹暮之战结束后已经过了几年。如果是这样,住在这种远离人烟的地方或许反而更好。穹暮之战后似乎持续了一段相当动荡的时期,如果住在不好的地方,可能会被卷入战争,根本无法修行。
                              当然,我试着拜托塞西莉请她父亲指导我修行。她意外干脆地答应了,让我很高兴,但情况似乎很复杂。塞西莉说她出生后从未离开过这座小岛。看来她父亲相当难相处。话虽如此,她还是愿意带我参观这座岛,寻找她父亲。虽然不知道这个女孩能帮上多少忙,但我别无选择。
                              我们追着摇曳的金色玉米穗在森林中奔跑。我原本以为塞西莉只是个娇生惯养的女孩子,结果她的脚力出乎意料地好。光是在森林里跑来跑去似乎就足以当作修行。还是说她继承了父亲的才能?
                              就在我快要喘不过气的时候,塞西莉突然停下脚步转过身来,然后绕到我身后用双手遮住我的眼睛。我明明不是来玩的,但要是惹她不高兴就麻烦了。我只好放弃挣脱,任由她摆布。
                              不过,如果塞西莉的父亲愿意收我为徒,那我就是她的师弟了。真不想当她的师弟。我可不想有个这么孩子气的师姐。
                              塞西莉的手指搔着我的鼻子,感觉痒痒的。而且好像有股很香的味道。我被遮着眼睛,脑袋被她推着往前走。「我已经闭上眼睛了,可以放开我了吧。」她没有回答,我只好任由她推着我走了一段时间。


                              IP属地:浙江30楼2025-03-02 05:57
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