ブルーグレーの夜明けに君を
きみのためなら   ぼくはきえてもよかった
あとかたもなく   うみにきえてしまいたかった
ブルーグレーのよあけ   すなはまにひとり
ひきしおがいま   あのひをさらうよ
さらさらとゆびのすきま   すながおちても
きみのてのぬくもりはそう   やさしくのこる
ぼくにかかわるひとは   うしなうだけと
きっと   むだと
ぜんぶ   きょぜつしていた   ひびよ
きみのためなら   ぼくはきえてもよかった
あとかたもなく   うみにきえてしまいたかった
ブルーグレーのよあけ   すなはまをあるく
なみおとがいま   あのひをねむらす
ありふれたどもだまし   みたいだけれど
ナギのはをきみにいちまい   ふいにわたした
ふたりはなればれに   なりはしないと
そっと   しんじた
にどと   なくしたくない   ゆめよ
きみのぬくもり   ぼくはだきしめたかった
なにもいわずに   ふかくだいてしまいたかった
ブルーグレーのひびに   ひかりがさしこむ
きみのえがおが   こころをてらすよ
・・・ずっとじぶんに   うそをついてた
       やっとわかった   きみにであって・・・
きずつけたこと   わざとつきはなしたこと
それでもきみは   ぼくのてをはなさなかった
ブルーグレーのよあけ   なみだがこぼれた
ひきしおがいま   あのひをさらうよ