敬语については、新干线に乗ったときの「ご乗车いただきまして……」のアナウンスが、私には久しく気になっていました。近顷は惯れてはきましたが、素直に「ご乗车くださいまして……」の方がいいと、今でも思います。「ご乗车くださる」なら両方が尊敬语だから一贯するのに、「ご乗车いただく」だと「ご乗车」までが尊敬语で乗客が主体、「いただく」は谦譲语で车掌が主体と、短い言叶の中で主体が入れ替わるから、复雑で、多少なりとも混乱した印象を受けるのです。しかし车掌の意识としては、より丁宁なアナウンスを心がけている気持はわかります。じつはここに、敬语が进化する问题の本质があるのです。
敬语の心理は、目上の人との直接対等な関系を避けることにあります。敬远したい人とは、目を合わせて话をしたくない気持と同じです。ですから「あなた」と呼びかけることをせずに、「阁下」「殿下」「陛下」など、相手のいる场所の、さらに下をさす言叶で表现します。「社长」「系长」「监督」などの役名の方が、个人名より呼びやすいのも、同様です。
日本语の敬语の种类の多さと使い方の复雑さは、世界の言语の中でも类の少ないものです。长く続いた江戸时代の、固定化した身分制度が、敬语の発达を促したのではないでしょうか。ですから日本语の将来のためには、敬语は简素化して行くのが好ましい方向だと、私は考えています。その意味で、商业的な目的で敬语を过度に発达させるのは、慎むべきだと思います。
敬语の心理は、目上の人との直接対等な関系を避けることにあります。敬远したい人とは、目を合わせて话をしたくない気持と同じです。ですから「あなた」と呼びかけることをせずに、「阁下」「殿下」「陛下」など、相手のいる场所の、さらに下をさす言叶で表现します。「社长」「系长」「监督」などの役名の方が、个人名より呼びやすいのも、同様です。
日本语の敬语の种类の多さと使い方の复雑さは、世界の言语の中でも类の少ないものです。长く続いた江戸时代の、固定化した身分制度が、敬语の発达を促したのではないでしょうか。ですから日本语の将来のためには、敬语は简素化して行くのが好ましい方向だと、私は考えています。その意味で、商业的な目的で敬语を过度に発达させるのは、慎むべきだと思います。
