さようなら、donk
今日になって初めて彼の本当の姿が見えた。彼はGOATにはなれない。史上最高クラスの実力を持ちながらも、少なくとも私の心の中では、この3年間応援してきた選手がGOATになることは永遠にない。
2021年初めからSpiritとdonkを応援し始めた。当時はまだオンライン大会の時代で、NAVIが輝き、Heroicも確固たる存在感を示していた。CS:GOを始めたばかりの頃、cadiaNがMirageのジャンプ台であの驚異的な1v4のクラッチを決めたのを見て、X隊やNAVIのストーリーに惹かれた——ベテランが若手を率いて世界の頂点に立つ姿に。同時に、2020年のTOP1であるZywOoにも注目していた。彼は常に「非人間的な」チームメイトを率いて淘汰ステージに進出し、Vitalityのフランス人チームとしての独特な結束——どんな状況でもチームワークを保ち、G2との「ヨーロッパ兄弟」として、王朝NAVIに完敗してもなお絆を深める姿に心を打たれた。年末の大会が近づくにつれ、ZywOoがTOP1になれないことはわかっていた。NAVIが圧倒的な勢いだったが、私はその支配的なチームよりも、王朝に立ち向かうチームに共感を覚えた。s1mpleは傲慢だった——それだけの実力はあるが、過去のスキャンダルがどうしても気にかかり、何より彼は私の推し選手の最大のライバルだった。
2022年、ZywOoは年始に不振にあえぎ、さらにDouYu6657の配信権問題で長期間試合を見られなかった。しかし年末に彼は驚異的な復活を見せ、shiro（当時6657配信で「若子」と呼ばれていた）を追い抜き、EPLでは伝説的なパフォーマンスでTOP2の地位を守った。
2023年はVitality王朝の年であり、私が最も熱狂した年だった。しかし振り返れば、早くから違和感に気づくべきだった。この年は対戦相手の抵抗が弱く、相手がもがく間もなく勝利が決まってしまった。強力なライバルが消え失せ、TOP1とTOP2のレーティング差はTOP2とTOP20の差に匹敵した。
そして今年。ZywOoが昨年末に願った「強力なライバル」がついに現れた——超進化を遂げたm0NESY、カトヴィツェで1.7レーティングを叩き出したdonk。だがZywOoはどうか？かつての支配力はなく、年始の最重要大会では自身の不振でFaZeに敗北した。言い訳はあったかもしれないが、今日の敗北には一切の言い訳が通用しない。Vitalityは一年中FaZeに勝利しながら、最も重要な二つの大会で敗れた。なぜか？パリメジャーを除き、Vitalityは常に「勝利への執着」を欠いていたからだ。ZywOo自身もタイトルに強い執着を見せず、「楽しんでプレイしたい」という姿勢では、飢えたライオンのようなFaZeに勝てるわけがない。FaZeは全身全霊で勝利を渇望し、激情を注ぎ込んで戦う。一方ZywOoはあらゆるインタビューで「相手が誰でも気にしない、自分のプレイに集中する」と語るが、それでは不十分だ。相手を認識し、「今回の相手はFaZeだ。一年負け続けたが、最も大事な試合でだけは彼らに勝たれた。二度と勝たせない」と宣言する闘士の心が必要なのだ。次にG2と対戦するなら、因縁を全て思い出し、全身の闘志で臨まねばならない。これがメジャーだ——最重要大会に失敗の余地はなく、死ぬ覚悟で勝利を掴むべき舞台なのだ。
ZywOoのもう一つの重大な欠点は「責任回避」だ。2022年zonicコーチはインタビューで「ZywOoは敗戦後必ず『自分のミスだ、次は勝とう』とチームメイトに声をかける」と語ったが、これは逆効果である。チーム最強の選手が「自分のミス」と言うのは責任の分散に他ならず、むしろチームに害を及ぼす。彼は調子の悪いメンバーを指摘し、コーチと共に問題点を糾すべきだ。しかしZywOoはこれをしない——チームメイトの問題を分析することこそが真の責任の取り方なのに。試合ではチームを牽引できても、試合後にはリーダーとしての責務を果たせていない。
eスポーツはスポーツ競技だ。スポーツのGOATは常に飢えたライオンであり、「GOAT」の称号に猛烈な執着を示す存在でなければならない。単にゲーム内で最強であるだけでなく、チームを強化する責任も担うべきだ。フランスのGOATはナポレオン的なカリスマであるべきで、単なる精鋭兵士であってはならない。幼くして父を失ったZywOoは、おそらく永遠にそのような人物にはなれないだろう。
さようなら、ZywOo。これからもCSの試合は見続けるだろうが、もう君のファンではいられない。【图片】