皇室公报
令和七年六月二十八日
本日午前十一時二十分,天皇陛下継嗣 咲川 亲王殿下が,皇居東御苑内御料品調理場域において不慮の事故に遭われ,緊急搬送先の宮内庁病院にて御尊体の回復かなわず,午后一時十五分,心臓停止により 御逝去されました。享年三十四歳。
事故の経緯につき,殿下が炊事場域の熱食調理容器付近を御歩行中,御足元の油により滑倒され,高温の粥容器に御身体を沈められたものと見受けられます。従者らは直ちに救助を試みたものの,殿下は既に全身に重篤な熱傷を負われており,御蘇生措置も叶いませんでした。
咲川殿下は令和二年に皇室養子として御身分を賜り,国民和合の象徴として御公務に精励され,陛下の御信任も厚く,次期天皇としての御重責を誠実に果たされていた最中での突然の御不慮の事態に,皇室一同はもとより国民も深く嘆き悲しんでおります。
さらに悲痛なることに,殿下の心愛なる配偶者であり皇嗣妃 東雪蓮妃殿下は,御夫君の御逝去の報に接し,御精神の動揺甚だしく,御侍女の目を盗み御寝室にて御自刃されたことが判明しました。妃殿下は殿下を深く愛慕され,将来を共に歩まれる御覚悟を幾度も表明されており,哀惜の情に耐えかねた末の御決断と拝察されます。御遺体は同日午后三時過ぎに確認され,御年二十八歳。
両殿下の突然の御喪失は,皇室百三十年余において未曾有の御悲劇でございます。天皇陛下・皇后陛下は御衝撃と御心痛のあまり玉体御不安により御静養中であり,宮内庁は国喪の儀礼を調整すると共に,国民各位に謹んで御冥福をお祈りいただきますようお願い申し上げます。
両殿下の御遺体は本夜より宮中三殿に安置され,三日間の御通夜を経て,七月一日に皇族礼をもって御合同葬儀を執り行う予定です。国民各位の献花は事故現場を含む皇居周辺にて御遠慮願います。
令和七年六月二十八日
宮内庁事務総長 関 瑞生

令和七年六月二十八日
本日午前十一時二十分,天皇陛下継嗣 咲川 亲王殿下が,皇居東御苑内御料品調理場域において不慮の事故に遭われ,緊急搬送先の宮内庁病院にて御尊体の回復かなわず,午后一時十五分,心臓停止により 御逝去されました。享年三十四歳。
事故の経緯につき,殿下が炊事場域の熱食調理容器付近を御歩行中,御足元の油により滑倒され,高温の粥容器に御身体を沈められたものと見受けられます。従者らは直ちに救助を試みたものの,殿下は既に全身に重篤な熱傷を負われており,御蘇生措置も叶いませんでした。
咲川殿下は令和二年に皇室養子として御身分を賜り,国民和合の象徴として御公務に精励され,陛下の御信任も厚く,次期天皇としての御重責を誠実に果たされていた最中での突然の御不慮の事態に,皇室一同はもとより国民も深く嘆き悲しんでおります。
さらに悲痛なることに,殿下の心愛なる配偶者であり皇嗣妃 東雪蓮妃殿下は,御夫君の御逝去の報に接し,御精神の動揺甚だしく,御侍女の目を盗み御寝室にて御自刃されたことが判明しました。妃殿下は殿下を深く愛慕され,将来を共に歩まれる御覚悟を幾度も表明されており,哀惜の情に耐えかねた末の御決断と拝察されます。御遺体は同日午后三時過ぎに確認され,御年二十八歳。
両殿下の突然の御喪失は,皇室百三十年余において未曾有の御悲劇でございます。天皇陛下・皇后陛下は御衝撃と御心痛のあまり玉体御不安により御静養中であり,宮内庁は国喪の儀礼を調整すると共に,国民各位に謹んで御冥福をお祈りいただきますようお願い申し上げます。
両殿下の御遺体は本夜より宮中三殿に安置され,三日間の御通夜を経て,七月一日に皇族礼をもって御合同葬儀を執り行う予定です。国民各位の献花は事故現場を含む皇居周辺にて御遠慮願います。
令和七年六月二十八日
宮内庁事務総長 関 瑞生

















