ルールブックにはどこにも書いていないが、大リーグには長く守られてきた暗黙の決まりがあるという。例えばホームランを打った後、派手なパフォーマンスをしてはいけない▼
喜ぶどころか、まずいことをしたかのような顔でベンチに戻る名選手もいたと、ディクソン著『メジャーリーグの書かれざるルール』にある。今は緩んでいるかにも見えるが、日本に比べれば確かにおとなしい。ファン向けには「二つのチームがある地域では、そのどちらかしか応援できない」なども▼
オールスター戦に投手と打者の両方で出場してはいけない。そんなルールはもちろん存在しないが、これまで二刀流で選ばれた者はいなかった。エンゼルスの大谷翔平選手の快挙である▼
毎日のようにテレビで活躍を見ることができるのは、連載の野球マンガを読む楽しみに似る。チームがさほど強くないのもマンガならば重要な要素か。一人ひとりが自分のチームメートのような錯覚すらおぼえる▼
二刀流を危ぶむ声はかつては少なくなかったし、今もある。たしかに投手で大量失点したときなど気持ちを立て直せるのかと心配になる。しかし翌日に本塁打を連発する姿を見れば、懸念は打ち消される。きのうまでに放った31本塁打は両リーグのトップである▼
冒頭の本には名監督による警句もあった。「昨日のプレーがすごかったとまだ感じているなら、今日は全力でやっていないということだ」。すごさが上書きされ続ける大谷選手には無縁の言葉か。
喜ぶどころか、まずいことをしたかのような顔でベンチに戻る名選手もいたと、ディクソン著『メジャーリーグの書かれざるルール』にある。今は緩んでいるかにも見えるが、日本に比べれば確かにおとなしい。ファン向けには「二つのチームがある地域では、そのどちらかしか応援できない」なども▼
オールスター戦に投手と打者の両方で出場してはいけない。そんなルールはもちろん存在しないが、これまで二刀流で選ばれた者はいなかった。エンゼルスの大谷翔平選手の快挙である▼
毎日のようにテレビで活躍を見ることができるのは、連載の野球マンガを読む楽しみに似る。チームがさほど強くないのもマンガならば重要な要素か。一人ひとりが自分のチームメートのような錯覚すらおぼえる▼
二刀流を危ぶむ声はかつては少なくなかったし、今もある。たしかに投手で大量失点したときなど気持ちを立て直せるのかと心配になる。しかし翌日に本塁打を連発する姿を見れば、懸念は打ち消される。きのうまでに放った31本塁打は両リーグのトップである▼
冒頭の本には名監督による警句もあった。「昨日のプレーがすごかったとまだ感じているなら、今日は全力でやっていないということだ」。すごさが上書きされ続ける大谷選手には無縁の言葉か。
