Photography Blog に、キヤノンの望遠専用のコンパクトカメラ「PowerShot Zoom」のレビューが掲載されています。
・Canon PowerShot Zoom Review
このカメラは重さ145グラムの手のひらサイズのカメラで、ポケットにも楽に収まる。
レンズは100mm、400mm、800mm(デジタルズーム)の3段階で、ボタンを押すたびに焦点距離が切り替わるシンプルな操作だ。
EVFはEOS Kiss Mと同じ0.39インチの236万ドット、リフレッシュレート60fpsの素晴らしいもので、撮影した写真や動画よりも綺麗に見える。
この製品は写真を撮ることができるデジタル単眼鏡と考えるのが最善だと思うが、4軸光学式手ブレ補正が搭載されているのが、光学式の単眼鏡とは一線を画しており、400mm以上ではブレの少ない視覚体験が得られる。
動画では手ブレ補正はよく効くが完璧ではない。100mmでは問題はないが、400mmと800mmでは安定したホールディングが必要だ。このカメラがポケットデバイスであるのは分かっているが、三脚のネジ穴があれば本当に便利だった。
このカメラは防塵防滴ではなく、また、太陽が出ていないとノイズに悩まされるので、あらゆる意味で晴天時用のカメラだ。
操作系は5つのボタンで、直感的に操作できる。このカメラは手に馴染み、ボタンも指先の位置にあるが、電源ボタンは、使用頻度の高いズームボタンに近すぎる。電子ダイヤルは無いが、ほとんど自動で機能も少ないので必要ないだろう。
露出は明るすぎて(特に日陰では)ハイライトが飛んでしまうことが多いので、露出補正を-1EVのまま使用した。RAWで保存できないので露出は正しく設定する必要がある。
AF性能は良くない。AFはハンドリングの面で最大のフラストレーションだ。MFは使用できない。AFは明るい場所で遠くの被写体を追いかけるには十分の性能で、飛行中の鳥をうまく追従するが、近距離で枝に止まった鳥のような雑然とした場面では目的の被写体にピントを合わせるのにとても苦労する。なんてことだ!
もう1つの問題は最短撮影距離が驚くほど長いことで、100mmでは最短1mで問題ないが、400mmでは4.5mで、小鳥を大きく撮ることはできない。
このカメラはコンパクトカメラではなく、12MPのJPEG画像とフルHD動画が撮影できるデジタル単眼鏡だと思いたい。手短に言うと、画質には本当にがっかりした。レンズは100mmが最もシャープで、400mmでは少しソフトになり、そして800mmはひどい画質だ。
このカメラには古いDIGIC8が採用されるなど、時代遅れの部分がいくつかあり、撮影後の画質にがっかりすることになる。
センサーは1/3インチでスマートフォンよりも小さいので、日中以外はもやもやした画質になり、正直言って、明るい場所でさえデジタルの写真だ。
スマートフォンVivoX51の5倍の望遠レンズ(換算118mm)とPowerShot Zoomの100mmの画質を比較したが、スマートフォンの方が優れた画質だった。400mmが使えるという点ではPowerShot Zoomはスマートフォンより優れているが、写真を撮るのが目的なら高倍率ズームコンパクトを検討した方がいい。
残念ながら、PowerShot Zoomを写真を撮るためのツールとして勧めることはできない。近距離の被写体ではAF性能と最短撮影距離の制限にフラストレーションがたまり、画質も良くない。見方を変えて、写真と動画機能は単眼鏡のおまけとして考えるといいだろう。
このサイトのレビューで、ここまで辛口なのは珍しいですね。サンプル画像を見ると、100mmはそれなりの画質ですが、400mmはソフトで色乗りも今ひとつであまり冴えない印象です。デジタルズームの800mmは非常用ですね。
とは言え、超望遠が撮れるカメラとしては非常にコンパクトなので、スマホでカバーできない望遠域を撮るために保険として持ち歩くのならありかもしれません。
・Canon PowerShot Zoom Review
このカメラは重さ145グラムの手のひらサイズのカメラで、ポケットにも楽に収まる。
レンズは100mm、400mm、800mm(デジタルズーム)の3段階で、ボタンを押すたびに焦点距離が切り替わるシンプルな操作だ。
EVFはEOS Kiss Mと同じ0.39インチの236万ドット、リフレッシュレート60fpsの素晴らしいもので、撮影した写真や動画よりも綺麗に見える。
この製品は写真を撮ることができるデジタル単眼鏡と考えるのが最善だと思うが、4軸光学式手ブレ補正が搭載されているのが、光学式の単眼鏡とは一線を画しており、400mm以上ではブレの少ない視覚体験が得られる。
動画では手ブレ補正はよく効くが完璧ではない。100mmでは問題はないが、400mmと800mmでは安定したホールディングが必要だ。このカメラがポケットデバイスであるのは分かっているが、三脚のネジ穴があれば本当に便利だった。
このカメラは防塵防滴ではなく、また、太陽が出ていないとノイズに悩まされるので、あらゆる意味で晴天時用のカメラだ。
操作系は5つのボタンで、直感的に操作できる。このカメラは手に馴染み、ボタンも指先の位置にあるが、電源ボタンは、使用頻度の高いズームボタンに近すぎる。電子ダイヤルは無いが、ほとんど自動で機能も少ないので必要ないだろう。
露出は明るすぎて(特に日陰では)ハイライトが飛んでしまうことが多いので、露出補正を-1EVのまま使用した。RAWで保存できないので露出は正しく設定する必要がある。
AF性能は良くない。AFはハンドリングの面で最大のフラストレーションだ。MFは使用できない。AFは明るい場所で遠くの被写体を追いかけるには十分の性能で、飛行中の鳥をうまく追従するが、近距離で枝に止まった鳥のような雑然とした場面では目的の被写体にピントを合わせるのにとても苦労する。なんてことだ!
もう1つの問題は最短撮影距離が驚くほど長いことで、100mmでは最短1mで問題ないが、400mmでは4.5mで、小鳥を大きく撮ることはできない。
このカメラはコンパクトカメラではなく、12MPのJPEG画像とフルHD動画が撮影できるデジタル単眼鏡だと思いたい。手短に言うと、画質には本当にがっかりした。レンズは100mmが最もシャープで、400mmでは少しソフトになり、そして800mmはひどい画質だ。
このカメラには古いDIGIC8が採用されるなど、時代遅れの部分がいくつかあり、撮影後の画質にがっかりすることになる。
センサーは1/3インチでスマートフォンよりも小さいので、日中以外はもやもやした画質になり、正直言って、明るい場所でさえデジタルの写真だ。
スマートフォンVivoX51の5倍の望遠レンズ(換算118mm)とPowerShot Zoomの100mmの画質を比較したが、スマートフォンの方が優れた画質だった。400mmが使えるという点ではPowerShot Zoomはスマートフォンより優れているが、写真を撮るのが目的なら高倍率ズームコンパクトを検討した方がいい。
残念ながら、PowerShot Zoomを写真を撮るためのツールとして勧めることはできない。近距離の被写体ではAF性能と最短撮影距離の制限にフラストレーションがたまり、画質も良くない。見方を変えて、写真と動画機能は単眼鏡のおまけとして考えるといいだろう。
このサイトのレビューで、ここまで辛口なのは珍しいですね。サンプル画像を見ると、100mmはそれなりの画質ですが、400mmはソフトで色乗りも今ひとつであまり冴えない印象です。デジタルズームの800mmは非常用ですね。
とは言え、超望遠が撮れるカメラとしては非常にコンパクトなので、スマホでカバーできない望遠域を撮るために保険として持ち歩くのならありかもしれません。










