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人気アーティスト“东方神起”の最新映像を映画馆の大スクリーンと大迫力の音声で上映する『TOHOSHINKI THE LIVE 2009~a-nation/The Secret Code~』が10月31日より公开される。加速するスクリーンの「デジタル化」や剧场観客动员の伸び悩みを背景に、“非映画コンテンツ”の上映に积极的な姿势を示す剧场侧と、新たなビジネスモデルの构筑を目指すコンテンツホルダー侧の思惑が合致した両者のコラボレーションは、エンタメ市场に大きな刺激を与えそうだ。
同作品は、今夏行われた『a-nation』东京公演における东方神起の全ステージや彼ら初となる东京ドーム公演の模様に加え、ファン投票によって选出されたPV10作品をカウントダウン方式で公开する。北海道から福冈まで全国19サイトで、11月6日まで上映される予定だ。
近年、スクリーンの「デジタル化」が进むなか、シネコンを中心に舞台作品やスポーツ、さらにはお笑いなどの“非映画コンテンツ”を上映する剧场が増えつつあるが、兴行サイドからはとりわけ音楽作品を求める声が高まっているという。配给元のエイベックス・エンタテインメントによれば、『TOHOSHINKI THE LIVE 2009~』剧场兴行の背景にはそのような剧场からのニーズに応える侧面とともに、新たなビジネスモデルの构筑に挑むというエイベックス・グループとしての戦略があるという。
具体的には、音楽という「财产」を剧场の大画面においても积极的に展开していくというビジネス戦略。その背景には、CDやDVDの売上不振が続く一方で、坚调な推移をみせている音楽ライヴ市场の好况があり、よりライヴ感覚に近いコンテンツの剧场展开には大きなビジネスチャンスがあると同社の担当者は说明する。
もちろん、ファンのニーズに応える目的も当然ある。さらには、お金と时间と手间をかけて丹念に作られた、高品质を夸るライヴ映像やPVなどの映像コンテンツの“商品価値”を、剧场の大スクリーンや大音量・高音质を通してユーザーに提供することでさらに高め、新たなビジネスモデルの轴として活用していくことも念头に置いているという。ライヴの同时生中継や3D上映なども视野に入れつつ、この新しいビジネスモデルをさらに発展させていきたいと、今后の展开についても同社は意欲的な姿势をみせる。
ファンのみならず、剧场からも待望される「ライヴ×剧场兴行」による新たなビジネスモデルが、エンタメ市场全体を活性化させることを大いに期待したい。