日语吧 关注:1,044,874贴子:19,318,360
  • 0回复贴,共1

【日本名著】小伙计的神

只看楼主收藏回复

#法亚在线日语名著导读# 小伙计的神(一)

仙吉《せんきち》は神田のある秤屋《はかりや》の店に奉公している。
仙吉在神田的某家称店里当差。
それは秋らしい柔かな澄んだ陽ざしが、紺の大分はげ落ちた暖簾《のれん》の下から静かに店先に差し込んでいる時だった。
温润又澄澈的秋日暖阳透过褪色的藏蓝色布门帘照进店里。
店には一人の客もない。帳場格子の中に坐って退屈そうに巻煙草をふかしていた番頭が、火鉢の傍で新聞を読んでいる若い番頭にこんな風に話しかけた。
此刻店内一个客人也没有。掌柜坐在柜台里,百无聊赖地吸着烟卷,于是便和坐在火盆旁,正在看报纸的少掌柜聊起天来。
「おい、幸《こう》さん。そろそろお前の好きな鮪《まぐろ》の脂身《あぶらみ》が食べられる頃だネ」
“喂,阿幸,你最喜欢吃的金枪鱼,马上就到了肉肥的时候了哟!”
「ええ」
“嗯嗯。”
「今夜あたりどうだね。お店を仕舞ってから出かけるかネ」
“我看就今晚吧,铺子打烊后咱俩去吃一顿。”
「結構ですな」
“好嘞!”
「外濠《そとぼり》に乗って行けば十五分だ」
“乘坐外线去那家的话,也就十五分钟。”
「そうです」
“是吗?”
「あの家のを食っちゃア、この辺のは食えないからネ」
“就去那家吧,这附近时吃不到那么好吃的寿司的!”
「全くですよ」
“没问题!”
若い番頭からは少し退《さが》った然るべき位置に、前掛の下に両手を入れて、行儀よく坐っていた小僧の仙吉は、「ああ鮨《すし》屋《や》の話だな」と思って聴いていた。
在少掌柜身后的小伙计仙吉正襟危坐,两手规规矩矩放在围裙下面,听到二人的对话,心里暗想:“原来是那家寿司店啊!”
京橋にSと云う同業の店がある。その店へ時々使いに遣《や》られるので、その鮨屋の位置だけはよく知っていた。
和京桥的S 店是连锁的,仙吉经常被打发到那里出差。因此,对那家寿司店的位置再清楚不过了,但从来没吃过。
仙吉は早く自分も番頭になって、そんな通《つう》らしい口をききながら、勝手にそう云う家の暖簾をくぐる身分になりたいものだと思った。他憧憬着能早日当上掌柜,便可以随意地坐在那样上档次的店里老练地聊着天。
「何でも、与兵衛《よへえ》の息子が松屋の近所に店を出したと云う事だが、幸さん、お前は知らないかい」
“对了,听说与兵卫的儿子在松屋附近开了家分店,阿幸,你还不知道吧?”
「へえ存じませんな。松屋というと何処《どこ》のです」
“啊?这我还真不知道,松屋那地方在哪儿?”
「私もよくは聞かなかったが、いずれ今川橋の松屋だろうよ」
“具体位置我也不是很清楚,估计是现在叫川桥的地方吧。”
「そうですか。で、其処《そこ》は旨《うま》いんですか」
“是吗,味道好吃不?”
「そう云う評判だ」
“口碑还不错哟。”
「やはり与兵衛ですか」
“店铺名字还叫‘与兵卫’吗?”
「いや、何とか云った。何屋とか云ったよ。聴いたが忘れた」
“不是,叫什么来着?好像是叫什么屋, 我听说过, 但是忘了。”
仙吉は「色々そう云う名《な》代《だい》の店があるものだな」と思って聴いていた。
“那附近可是名店如云啊。”听了两位掌柜的对话,仙吉暗自感慨。
そして、「然し旨いと云うと全体どう云う具合に旨いのだろう」そう思いながら、口の中に溜《たま》って来る唾《つばき》を、音のしないように用心しいしい飲み込んだ。
不过转念又想,“要说好吃的话,究竟能有多好吃呢?”想到这里,令他顿时馋涎欲滴,然后又悄悄咽了下去。


1楼2017-12-09 15:50回复