确定要看吗?

FLAG166「Absent Lovers」
桂马(エンディングなしで、女神の存在を确かめる。)(ここが最后のチャンスだった……)(ちひろに女神はいない……!!)
再攻略完了を目前にして、桂马の动きが止まる。
ちひろ「ど…」「どうしたの…?」
桂马(まだ…)(间に合う…!!)(ちひろの攻略はここでストップだ!!)(ルートを歩美に切り替える!!)
(「何、勘违いしてんだ?」「今日、ボクは歩美との仲の相谈で来たんだヨ!!」)
(このセリフで本命と相谈相手の位置を入れ替える!!)(コペルニクスルート転回だ!!)
(多少(かなり)波风は立つが……)(ボクなら何とかできるはずだ…!!)
「……」「ちひろ。」
ちひろ「は…」「え?」
桂马「……な、」「なに…」
桂马は予定のセリフを言いかけるが、ちひろの表情に违和感を覚える。
(…あれ?)(このセリフ…あってるのか?)(思えば、ちひろは仆の考えをずっと先回りしてた…)
(偶然ルートがはまってるように见えただけで…)(攻略とは関系なかったんだ。)(じゃあ今は…どういう状态なんだ?)
桂马の逡巡を、ちひろが桂马の左腕を握りさえぎる。
ちひろ「桂木?」
桂马はちひろを间近で见つめ、
桂马「ちひろは……」「本当にボクが好きなのか?」
ちひろ「へ?」「な…なんなのよ!!」
改めて闻かれ耻ずかしくなる。桂马から视线をそらし、
「うん、」「好き。」
今度は桂马が赤面する番。
桂马「な…」「なんで…」「いつからだ!?」「いつ?」「いつからそんなことになってんだよ!!」
ちひろ「いつからって…」「よーわからんけど…」「春ぐらいかな。」
これは桂马にとっても予想外だったらしい。
桂马(はぁ?)(は…春!?)(攻略より前じゃないか!!)
「攻略の记忆が残ってるならまだしも、」「春!?」「春なんてお前となんにも接点ないだろ。」
ちひろ「なによ―――!!」「攻略って何!?」
わけのわからない诘め寄られかたをされ、ちひろが言い返す。こうなると桂马も大混乱。
桂马「だ…だって、」「お前、ずっとボクをバカにしてたし…」「いろんな男に告白してたじゃないか!!」
ちひろ「あ、」「あんなのどーでもいーじゃん!!」
「でもホントは…」「ホントに気になってたのは…」「ずっとあんただったかも!!」
キャンプファイアーも、あらかた燃え尽きる。楽しげな参加者たち。
明日以降への景気づけに打ち上げられた花火が、桂马たちを照らす。
やがて、あたりは再び暗くなる。
桂马「そ、そんな好きになり方…」「ありえないんだよ…!!」
「攻略もしてない…接点もない…」「なんで、それでボクが好きなんだよ!!」
固く握る桂马の手を、ちひろがほぐすかのように包み込む。
ちひろ「好きになるのに…理由なんてないよ!!」「気がついたらもう、」「好きになってたのさ!!」
ちひろが桂马を揺さぶる。心を、そして唇を。
重ねた唇を外し、桂马の肩に身を预ける。
「桂木は…」「私のこと好き…?」
しかし、桂马の答えは…ちひろにとってあってはならないものだった。
桂马「好きな訳、」「ないだろ。」
ちひろ「へ?」「桂木…!?」
桂马「くだらない。」「ボクは帰る!」「ボクが、」「现実女を好きになると思ってるのか?」
ちひろに背を向け去ろうとする。
ちひろ「え…じゃ…」「どうして…今日、デートしたの…」
次の花火が桂马の背を照らす。
桂马「……こんなのデートじゃない…」「现実女をだましてやったんだよ。」「バーカ!!」
かつて纯が向けられて逃げ出した、あの无机质な视线を投げつける。
ちひろ「うそ…」「うそだよ……」
続けざまに放たれる花火が、屋上を照らす。二人の结末を、歩美は见てしまった。
歩美「桂木…」「何言ってんの…?」
■仕方はないが、桂马、そこまで? 次号大荒れ必至!