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求星新一的《喂—出来》的日文原文小说!


1楼2011-04-21 20:29回复
    台风が去って、すばらしい青空になった。
    都会からあまりはなれていないある村でも被害があった。
    村はずれの山に近い所にある小さな社(やしろ)が、がけくずれで流されたのだ。
    朝になってそれを知った村人たちは、
    「あの社はいつからあったのだろう」
    「なにしろずいふん昔からあったらしいね」
    「さっそく建てなおさなくてはならないな」と言いかわしながら、何人かがやってきた。
    「ひどくやられたものだ」
    「このへんだったかな」
    「いや、もう少しあっちだったようだ」その时、一人が声を高めた。
    「おい、この穴は、いったいなんだい」
    みんなが集まってきたところには、径一メートルぐらいの穴があった。
    のぞき込んでみたが、なかは暗くてなにも见えない。
    だが、地球の中心までつき抜けているように深い感じがした。
    「狐の穴かな」そんなことを言った者もあった。
    「おーい、でてこーい」
    若者は穴にむかって叫んでみたが、底からはなんの反响もなかった。
    彼はつぎに、そばの石ころを拾って投げこもうとした。
    「ばちがあたるかもしれないから、やめとけよ」
    と老人がとめたが、彼は势いよく石を投げこんだ。
    底からはやはり反响がなかった。
    村人たちは、木を切って绳でむすんで栅をつくり、穴のまわりを囲った。
    そしてひとまず村にひきあげた。
    「どうしたもんだろう」
    「穴の上にもとのように社をたてとこうじゃないか」
     相谈がきまらないまま一日たった。
    早くも闻きつたえて、新闻社の自动车がかけつけた。まもなく、学者かやってきた。
    そして、おれにわからないことはない、といった颜つきで穴の方にむかった。
    つづいて、もの好きなやじうまたちが现われ、
    目のきょろきょろした利権屋みたいなものも、ちらほらみうけられた。
    驻在所の巡査は、穴に落ちる者があるといけないので、つきっきりで番をした。
     新闻记者の一人は、长いひもの先におもりをつけて穴にたらした。
    ひもはいくらでも下っていった。しかし、ひもがつきたので戻そうとしたがあがらなかった。
    二、三人が手伝って无理にひっぱったら、ひもは穴のふちでちぎれた。
    写真机を片手にそれを见ていた记者の一人は、腰にまきつけていた丈夫な纲を黙ってほどいた。
    学者は研究所に连络して、高性能の拡声机をもってこさせた。
    底からの反响を调べようとしたのだ。音をいろいろ変えてみたが反响はなかった。
    学者は首をかしげたが、みんなが见つめているのでやめるわけに行かない。
    拡声机を穴にぴったりつけ、音量を最大にして、长いあいだ鸣らしつづけた。
    地上なら何十キロと远くまで达する音だ。だが、穴は平然と音をのみこんだ。
     学者も内心は弱ったが、落着いたそぶりで音を止め、もっともらしい口调で、
    「埋めてしまいなさい」と言った。わからないことは、なくしてしまうのが无难だった。
    见物人たちは、なんだこれでおしまいか、といった颜つきで引き上げようとした。
    その时、人垣をかきわけて前に出た利権者の一人が申し出た。
    「その穴を私にください。埋めてあげます」
     村长はそれに答えた。
    「埋めていただくのはありがたいが、穴をあげるわけにはいかない。
    そこに社をたてなくてはならないんだから」
    「社ならあとで私がもっと立派なのをたててあげます。集会场つきにしましょうか」
     村长が答えるさきに、村の者たちが、
    「本当かい。それならもっと村の近くがいい」
    「穴丵のひとつぐらいあげますよ」
    と口々に叫んだので、きまってしまった。もっとも村长だって异议はなかった。
    その利権屋の约束は、でたらめではなかった。
    


    IP属地:河南2楼2011-05-09 14:17
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