――小栗さんは、昨年は全クールの连続ドラマに出演。今年に入ってからも舞台『间违いの喜剧』、映画『ウォーターズ』の公开、そして『タイタス・アンドロニカス』と、仕事にまい进中、プレッシャーなんて怖くないように见えるのですが……。
「いやあ、もともとすごく小心者なんです(笑)。だから、とりあえず口に出してしまって、自分を追い込むタイプです。20歳を过ぎてからはだいぶ良くなったけれど、10代の顷は1度落ち込むと、なかなか这い上がることができない性格だったので、あえて大きなことを言って、前に向かうようにしているんですよ」
――6月にはイギリスのシェイクスピア・フェスティバルに招かれて、本场イギリスで『タイタス』を公演するそうですが、期待していることはありますか?
「正直、未知の世界ですね。ただ、ひとつ頼りにしていることはあります。『间违いの喜剧』で、初めて同じ役を30回演じたんですが、その间、一日一日、自分の中で、役に対する気持ちが変わっていく経験をしたんです。
というのが、20回目の公演を过ぎたある日、舞台の上で、自分の声の出方がいきなり変わったんですよ。前日まで、どうしたらもっと声が出るのかと试行错误していたのに、突然、今まで以上の声が出るようになった。自分でも何が起こったのかわからないのに、第一声からポーンと声が出る感覚が、本当に気持が良かったですね。福冈公演の千秋楽でしたが、公演终了後に蜷川さんが笑颜でやって来て、『おまえ、一皮むけたな』と言ってくれました。その経験が自分にとって、大きな财产になりました。『タイタス』も、イギリス公演の前に30回演じるので、それがあればどうにかなるんじゃないか、と期待していますね」
――初の悪役でもあるエアロンの役作りについて、蜷川さんからアドバイスはありましたか?
「髪や肌の色を変えて、といった细かい指示ではなくて、『とにかく飞ばしてやってみろ。初めて会った顷のお前を持ってこい』と言われました。蜷川さんに初めてお会いしたのは17~18歳の时ですが、その时にかなりぶっ飞んだヤツだと思われたみたいで。仆の中では普通のつもりだったんですけどね」
――一体、どんな出会いだったんですか?
「蜷川さんの舞台を観た後に楽屋に伺ったのですが、当时の仆は何色ともいえないような色の髪を後ろで结んでいて、ダボダボの服にでかいピアスをして、しかもスケボーを抱えて剧场に行ったんです(笑)。どうやら、それがかなり面白かったみたいで、『あの顷のお前を取り戻してこい!』って言われています」
――それは……确かにインパクトのある初対面ですね(笑)。ところで、『タイタス・アンドロニカス』の面白さって、どんなところにあると感じていますか?
「シェイクスピアの作品でも、3时间を超えるものになると、どうしても途中でダレてしまうポイントがあると思うんです。でも、この作品は次から次へと事件が起きて、ラストまで一気にみせるので、そうしたポイントがひとつもない。
ただ、内容としては阴惨なものなので、蜷川さんはイギリスで、『どうして、あんなに希望のない作品をあえて选ぶのか?』と闻かれたことがあったそうです。『仆はこの作品の中に希望を见出しているから、何も心配はしていない』と宣言して帰ってきたそうで、『だからお前たち、6月はタイタスで、イギリスに闘いに行くぞ!』と言われました(笑)。
残酷なストーリーではありますが、仆自身はたんに悲惨な作品だとは思わない。蜷川さんの演出が美しいので、まさにフィクションの中の本当のフィクションといった世界になるはずですよ」
「いやあ、もともとすごく小心者なんです(笑)。だから、とりあえず口に出してしまって、自分を追い込むタイプです。20歳を过ぎてからはだいぶ良くなったけれど、10代の顷は1度落ち込むと、なかなか这い上がることができない性格だったので、あえて大きなことを言って、前に向かうようにしているんですよ」
――6月にはイギリスのシェイクスピア・フェスティバルに招かれて、本场イギリスで『タイタス』を公演するそうですが、期待していることはありますか?
「正直、未知の世界ですね。ただ、ひとつ頼りにしていることはあります。『间违いの喜剧』で、初めて同じ役を30回演じたんですが、その间、一日一日、自分の中で、役に対する気持ちが変わっていく経験をしたんです。
というのが、20回目の公演を过ぎたある日、舞台の上で、自分の声の出方がいきなり変わったんですよ。前日まで、どうしたらもっと声が出るのかと试行错误していたのに、突然、今まで以上の声が出るようになった。自分でも何が起こったのかわからないのに、第一声からポーンと声が出る感覚が、本当に気持が良かったですね。福冈公演の千秋楽でしたが、公演终了後に蜷川さんが笑颜でやって来て、『おまえ、一皮むけたな』と言ってくれました。その経験が自分にとって、大きな财产になりました。『タイタス』も、イギリス公演の前に30回演じるので、それがあればどうにかなるんじゃないか、と期待していますね」
――初の悪役でもあるエアロンの役作りについて、蜷川さんからアドバイスはありましたか?
「髪や肌の色を変えて、といった细かい指示ではなくて、『とにかく飞ばしてやってみろ。初めて会った顷のお前を持ってこい』と言われました。蜷川さんに初めてお会いしたのは17~18歳の时ですが、その时にかなりぶっ飞んだヤツだと思われたみたいで。仆の中では普通のつもりだったんですけどね」
――一体、どんな出会いだったんですか?
「蜷川さんの舞台を観た後に楽屋に伺ったのですが、当时の仆は何色ともいえないような色の髪を後ろで结んでいて、ダボダボの服にでかいピアスをして、しかもスケボーを抱えて剧场に行ったんです(笑)。どうやら、それがかなり面白かったみたいで、『あの顷のお前を取り戻してこい!』って言われています」
――それは……确かにインパクトのある初対面ですね(笑)。ところで、『タイタス・アンドロニカス』の面白さって、どんなところにあると感じていますか?
「シェイクスピアの作品でも、3时间を超えるものになると、どうしても途中でダレてしまうポイントがあると思うんです。でも、この作品は次から次へと事件が起きて、ラストまで一気にみせるので、そうしたポイントがひとつもない。
ただ、内容としては阴惨なものなので、蜷川さんはイギリスで、『どうして、あんなに希望のない作品をあえて选ぶのか?』と闻かれたことがあったそうです。『仆はこの作品の中に希望を见出しているから、何も心配はしていない』と宣言して帰ってきたそうで、『だからお前たち、6月はタイタスで、イギリスに闘いに行くぞ!』と言われました(笑)。
残酷なストーリーではありますが、仆自身はたんに悲惨な作品だとは思わない。蜷川さんの演出が美しいので、まさにフィクションの中の本当のフィクションといった世界になるはずですよ」












